朝日新聞 2010年6月10日10時26分
http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201006100117.html
横浜市中区の法律事務所で弁護士の前野義広さん(42)が刺殺された事件で、神奈川県警が殺人容疑で、前野さんが担当していた離婚調停案件の関係者とみられる千葉県在住の男(41)の逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材でわかった。男は事件後、所在がわからなくなっており、県警が行方を捜している。
捜査関係者によると、前野さんが担当する離婚調停の資料に男の氏名が記載されていたという。
県警によると、前野さんは2日午後2時40分ごろ、横浜市中区太田町1丁目のビル9階にある「横浜みらい法律事務所」で、男にサバイバルナイフのような大型の刃物で胸などを刺され、死亡した。事務所にはナイフのほか、スタンガンが残されていた。
男は事前の約束がないまま事務所を訪れ、前野さんと離婚調停について話し合っていたとみられる。男が激高し、前野さんが「落ち着いてください」などとなだめる声を事務所の職員が聞いていた。
県警は事件後、男の自宅を確認したり、携帯電話に連絡したりしたが、所在がつかめないという。男が犯行後、車で逃走した可能性があり、県警は主要道に設置されたNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)の記録を確認するなど、逃走経路の割り出しを進めている。
<横浜弁護士殺害>車に前野さんの血痕 不明の男を指名手配
6月11日2時30分配信 毎日新聞
横浜市中区の「横浜みらい法律事務所」で2日、所属弁護士の前野義広さん(42)が殺害された事件で、神奈川県警加賀町署捜査本部が殺人容疑で逮捕状を取った男(41)名義の乗用車内から血痕が見つかり、鑑定の結果、前野さんの血液であることが10日、捜査関係者への取材で分かった。男は千葉県市川市在住だが所在不明になっており、捜査本部は全国に指名手配した。
捜査関係者によると、事務所内に男の名前が載った離婚調停に関する資料が残され、目撃情報からも男の特徴と一致したという。男は前野さんと離婚調停をめぐるトラブルがあったとみられる。【吉住遊、中島和哉、山田麻未】
その後、続報がありません。この事件は何かおかしいと感じます。
千葉県の男を公開手配=凶器と同型ナイフ購入-横浜弁護士殺害事件・神奈川県警
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010062800719
横浜市中区の「横浜みらい法律事務所」で、所属する弁護士前野義広さん(42)が殺害された事件で、神奈川県警加賀町署捜査本部は28日、殺人容疑で指名手配中の男の氏名と顔写真などを公表、公開手配に切り替えた。
男は千葉県市川市伊勢宿、職業不詳平川隆則容疑者(41)。身長170センチ程度で中背。メガネかコンタクトレンズを着けている可能性があるという。
捜査本部によると、平川容疑者は当時、同法律事務所を訪れており、事前に凶器とされる同タイプのナイフを購入していたことも判明。事件翌日の3日、自宅マンションを出る姿が防犯カメラに写ったのを最後に所在が分からなくなっており、公開手配に切り替えた。
また、平川容疑者は妻に離婚訴訟を起こされ、前野弁護士は妻の訴訟代理人を務めていたという。捜査本部は離婚訴訟をめぐるトラブルが背景にあったとみている。(2010/06/28-19:37)